• 競売物件を危ない物件だと思い込んでいませんか?

通常、不動産(戸建・マンションなど)を購入するとき、銀行等の金融機関で住宅ローンを利用して購入する方が多いと思います。
その際に、銀行は物件引渡しと同時に抵当権というもの設定します。 ローン完済までの間に何らかの事情で返済が厳しくなり、返済が滞ると銀行は設定した抵当権を行使し、債務回収のために裁判所に競売の申し立てをします。 申し立てが認められた競売で、物件が落札されると銀行は「配当」が受けられ、滞った返済の一部を回収することができるのです。

つまり

競売物件は決して危ない物件では無いのです!
一般の方には、なかなか参加しにくく、不動産会社が落札してリフォームし、利益を乗っけて一般の方が買われているケースがほとんどです。

ということは

競売に参加して入札をすると、不動産会社から買う際の利益などが載っていない価格(時価相場の7~8割)で購入できるという事です。
注意しないといけないことは、入札したからといって落札できるとは限りません。 同じように物件を狙っているライバルの不動産や個人がいるでしょう。

  • 競売物件取得のメリット&デメリット

メリット

①市場価格より安価に購入できる

競売物件には、上記のデメリット等がある為、「競売市場修正」というものがあります。
簡単に言うと、不動産の評価額(市場価格)より値段を下げた価格を評価とするというものです。※通常評価の6割程度が相場です。
これにより、比較的安価で物件を取得できるというのが最も大きなメリットです。

②特殊な物件が探しやすい

土地形状が変わっている物件や、接道がない物件など、通常は市場に出回らない物件も、
競売は関係なく情報が出ます。こういった物件はさらに安価に。
また、特殊な物件を探されている方にはピッタリなものが見つかる可能性も御座います。
投資向けでも、高利回りのものが多いというメリットもございます。

デメリット

①引渡しまでに室内が見られない

通常の不動産売買ですと、購入前にもちろん内覧をして気に入った物件を探すことになりますが、競売物件の場合、落札以降しか室内が確認できません。 間取りや簡単な写真は確認出来ますが、隅々まで確認出来ないと言うデメリットが御座います。

②瑕疵担保責任がない

ここが一番のPOINT!

通常、不動産売買の際、売主が不動産業者の場合、引渡し後2年間、「物件の隠れた瑕疵」について、責任を負ってくれます。
競売物件の場合、競売に申し立てられた方にお金の余裕などありませんし、 裁判所が代わりに担保責任を負う!という事はありません。
上記①があることもあり、のちに瑕疵が出てくることがあります事を事前に十分ご理解下さい。

③入札後のキャンセルが出来ない

入札に参加する際、評価額の2割の価格を「申出保証金」として、裁判所に支払います。
落札に至らない場合はもちろん返金されますが、入札参加者の都合でキャンセルする場合、こちらは罰則として没収されてしまいますし、ローンの申請が下りず、銀行から融資が下りない場合もキャンセルはできません。

  • 個人の方が上記のようなリスクを軽減するためには、代行会社を利用することがおススメです。
    弊社にご依頼いただけましたら、最大限にサポートさせていただきます。
    お気軽にご相談ください。
    詳しくは「競売代行サービスとは」のページをご覧ください。